シルク化粧品

「無農薬や化学物質不使用」という言葉は、

野菜や食品に対して見聞きすることが多いかと思います。

シルクに無農薬？少しつながりにくい話に聞こえるでしょうか？

 

シルクの原料となる、繭（まゆ）。これをつくる「お蚕さん」だって健康な場所で育つ必要があります。お蚕さんが食べる餌である桑の葉だって「無農薬や化学物質不使用」が大切です。真に安全なシルクを作ろうと思えば。

 

実は、外国や中国で大量生産されるお蚕さんは、ホルマリン消毒された養蚕施設で育てられることが多いのです。なぜならお蚕さんは病気に弱いから。ホルマリンは強力な防腐効果があり、残留してホルムアルデヒドとなります。このホルムアルデヒドはアレルギーの原因です。作られた繭にも残留してアレルギーや癌の懸念も指摘されています。

 

このような養蚕を行って輸入されるのが外国産の繭です(日本産であってもこの方法が多い)。安価で手に入りやすいため、日本のシルク化粧品メーカーの99%が使用しています。

 

だからこそ、安心安全な繭を使いたいものですね。それは、無農薬で育てた桑畑の桑を食べているお蚕さんがつくる繭なのです。もちろん、桑畑では除草剤を使用せず手作業で草むしり。無農薬、無除草剤、無ホルマリン、書くのは簡単ですが、これらを実際に行うのは大変な労力とコストがかかり、至難の業です。

 

これを誠実に行っている会社からシルク製品を購入したいものです。